病院からのお知らせ
新年のご挨拶
2025年01月01日
皆さま、新年あけましておめでとうございます。
今年は長めの年末年始でしたのでいつもよりゆっくり出来たのではないかと思います。昨年末より爆発的に感染が増えているインフルエンザ、コロナは想定通り年明けもさらに爆発的感染をしており、年末年始の当番病院を受診するのも大変だったと多くの方から聞いております。大分市内では全病棟クラスターも起きているところもあるようですのでしばらくは気をつけて行きたいと思っております。今年は団塊の世代が75歳になる年であり、日本の超高齢化時代の始まりとも言えます。日本政府は足りなくなる人材をAIとロボット、外国人労働者の確保で何とかするつもりのようですが、到底不可能であります。今後国の想定を超える速さで医療が縮小していくため、増加する高齢者の対応をしているとそれ以外の医療が厳しくなると思われますのでクリニックや在宅医療、介護関係の24時間対応が求められると思われます。
また、昨年のニュースを見ているとネット関係の事件が増えております。日本だけでなく世界中でSNSなどでの子供のいじめが著明に増え、オーストラリアでは16歳未満のSNS禁止法案などが出たりしております。インフルエンサーが言ったことを簡単に信じて騙されて買い物をする人、口コミを信じて動く人もかなり多いです。今後AIの進化によりもっと巧妙なフェイクニュースが増えるかと思いますが、子供には判断が難しいかもしれません。闇バイトからの強盗も増え近所付き合いの大切さを感じた方も多いかと思います。気づかないうちにAIは我々の生活に入り込んでおり、皆さん個人のデータを収集しているかと思います。いつか我々が介護されるときの話し相手はAIになっているかもしれませんが、AIなんかに支配されずに愛情を持って頑張っていきましょう。
鶴見台病院 山本 正史